2009年5月23日 神津島釣行記

 

 今回はイナンバを予定していたが,生憎海況が悪く,神津島に変更になった。さて,そのイナンバであるが,この釣行の2日前は絶好調で,オナガの64.5cmをはじめ60オーバーが6枚と驚異的な食いを見せたとのこと。今日も行ければかなり期待できたのだが,海況の制約だけはどうすることもできない。またの機会に期待して,島周りでイサキを狙うことにした。

 早朝6時DC賀寿丸は神津島港を出航する。先ずは沖の作根に付け,チームグレコのメンバーが上礁。丘の作根にも上げ,船はタダナエに向う。そして私は新島向いに上礁した。  

 朝一の状況は,潮流はコチヶ鼻から神津島本島に向けてやや緩く,東からのうねり大きく,大きなサラシ,水色は濁りで表層水温は19℃台前半と悪くない。

 先ずは,潮上になるが,船を着けた所に近い,コチヶ鼻側先端から竿を出す。最初からタナを深くしイサキ一本に絞って狙うが,アタリは出ない。30分後易しくない状況に諦めて,潮下側の先端部に釣座を替わる。

 先ずは,近くを狙うが,左横に広がる払い出しに道糸が取られて仕掛けが左奥ワンド方向に流されてしまうので,今度は新島方向に遠投すると,沖の潮目に向って仕掛けが流れ,いい感じである。すると,一発でアタリがあり,40オーバーのイサキを取り込む。

 このパターンだと思い,同様に攻めるが,続かない。エサのみ取られる。試行錯誤し,次のアタリを捕らえたのは約20分後。38クラスのイサキ。

 さらに約20分後今度は33クラスを取り込む。なんかアタリも遠いし,だんだん型も小さくなってきた。これは良くないパターンだなと思っていると,その後はさっぱりアタリがなくなる。しかし,相変わらずエサは取られる。オキアミカラーのハリの塗装が剥げてくるので,おそらく主なエサ取はフグ系だと思われる。

 試しにハリの号数を落としてみると,大きなキタマクラがヒットしてきた。試行錯誤してみるが,本命アタリを捕らえることができず,時間だけが過ぎていく。

   

岡の作根です 

 

沖の作根です 

 

 やがて,潮が緩み,潮変わりの兆候が見え出す。すると,先端沖側のサラシでタカベの活性が上がり,数匹を取り込み,それに混じって小型のイサキを1匹追加する。

 潮がコチヶ鼻方向に流れ出したので,最初の場所に釣座を移動し,攻めてみる。しかし,サラシや潮流,水色はいい感じなのだが,何故かヒットしてこない。いや,キタマクラだけは頻繁にヒットしてくる。そのサイズのデカイこと。平均15cmオーバーでこのサイズをこの数釣った記憶は今までにない。

 どれだけ時間が過ぎたろか?明確な潮目が釣座右前方に現れる。そのポイントをダイレクトに攻めるとようやく良型のアタリを捕らえる。しかし,寄せてくる途中で,道糸が高切れ。おそらくキタマクラに噛まれていたものと思う。 その後も執拗に攻め,思い出したようになんとか小型のイサキ2匹とタカベを追加するも,良型のアタリは拾えない。時間もラスト近くとなり,フカセでは釣果が望めそうもないので,メタルジグを投げてみる。しかしこれにもらしき反応はなく,14時40分納竿とした。

  今回の釣りを振り返ると,キタマクラ以外の魚の活性はかなり低かった。その原因の一つは,おそらく底潮が冷たかった?ためでははないかと推測している。

40オーバーのイサキです

沖のタダナエ島です 

 

当日のタックルと仕掛け

         竿:インテッサGV 2-50    

        リール:インパルトα 2500LBD  

         道糸:Astron Great 磯3.25号     ハリス:ジョイナーV2 4→3→2.5号    

         ハリ:尾長くわせ8.5→8.25→8.0

         ウキ:プロ山元 遠投 3B  GUREKO 中通し L 3B

 

   

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