1998年3月27〜29日男女群島釣行記

 

3月になり、クロ(メジナ)の食いも一段落し、仕事で忙しい日々を送っていました。そんな所に釣友のT氏から「男女で石鯛にヒラマサが絶好調よ!」の情報が入るともういけません。早、心は男女へ(笑)。

さて、ブラックカイザーに乗り込み男女を目指します。今回は比較的凪に恵まれ、クロと石鯛の端境期にあたり釣り人も少ないため、ひょっとしてあの名礁に?と希望を抱いていました。

エンジンがスローになり船外に出てみると男島の北村瀬付近であり、まずこのへんから行くのかなーと思っていたら、一気に中の瀬戸まで走り、最初に付けたのはSOSです。

前田船長からここに降りてみらんねと勧められたのですが、南の端の方まで行けるか聞いてみると、「いっちゃー(行ってあげるよの意)」と言われたので、何かあるのかな?と思いながらそのまま待機します。

 

何組かの釣り人を降ろした後、船は女島の島影を離れ、ゆっくりと南下します。少しの静寂の後、船のサーチライトに照らし出されたのは、小ザメ瀬です。

船長の「行くよ!」の声で上礁がはじまります。しかし、折しも大潮の最干潮に近いため、船の下は激流が走り、さらに潮位が低いので、切り立った磯の中間に人が1人立(というより片手で岩にしがみ付く)たなければ道具を磯上げできないため、瀬着け&上礁は困難を極めます。

やっとの事で全部の荷物を上げることができました。船長は「上げ潮を重点的に釣ってね。」と言って走り去って行きました。

 

一息つき、タックルと仕掛けを準備しながら下げ潮が緩むのを待ちます。上礁1時間後、やっと下げ潮が緩んできました。マキエを入れ、磯際を攻めます。

先ずヒットしてきたのは60cmクラスのヒラマサで、その後も同型のヒラマサを計5匹仕留め夜明けを迎えました。

 

夜明けと共に昼用のタックルと仕掛けに替え、オナガを狙ってみます。しかし、丁度小ザメ全体が上げ潮の潮裏になってしまっており、エサ取りが多くぱっとしません。

そこで、イシダイ竿を出してみます。予めマキエを入れていたポイント(北側の船付き)にむき身の5個掛けで仕掛けを投入し、竿2本程の水深の壁に仕掛けを這わせると一発で竿先が海面に突き刺さり一瞬にして1kg強のイシダイをゲットできました。

その後もイシダイのアタリは活発にあり、結局1時間程の間に小型ながら7枚をゲットできました。しかし、ここの魚影の濃さには驚かされます。

 

 ややアタリが遠のいたので今度は上物竿に持ち替え、上げの本流が足元から勢い良く流れ出した南端から仕掛けを流してみます。すると中型の口太とオナガがコンスタントにヒットしてきていい感じです。何枚か釣ると朝の見回りのカイザーがやってきたので、魚をクーラーに入れます。すると、もう満杯状態です。

 

 十分すぎるほどの釣果を得たので、後はぼちぼち釣ります。下げに変わると釣りにならなくなったので、磯の上で寝ようとしますが、カラスが邪魔をして寝ることができません。

 人が目を閉じて寝たなと思った時点でひときわ大きくカァーと鳴くのです。全くイタズラ者のカラスです(笑)。

 

 さて、夕方になり、口太を何枚か追加し、夜釣りはせず(理由は上物用のエサが残り少ないので)に寝袋に潜り込んで寝ます。

 翌朝、夜明けと共に先ずイシダイを狙います。昨日ほどのアタリはありませんが、8時までに、2kgを頭に4枚のイシダイを追加しました。

 

上げの5分くらいになると南端からいい潮が行き出し、上物竿に持ち替えます。上物は昨日同様に活発にアタリがあり、最後はヒラスに口太、オナガと十分に引きを官能し早めに納竿します。

磯の上を清掃し、10時迎えに来たカイザーに飛び乗り、名礁サメ瀬を後にしました。

 

今回は、大型のオナガは釣ることができませんでしたが、小型ながらイシダイ2ケタにヒラマサとサメ瀬のすばらしさを実感できた釣行でした。

 

これは、大ザメ瀬からみた女島方面です。

今回の釣果です。

 

タックルと仕掛け

上物

  ・夜釣り

 竿:IG Hi speed α zoom iso special T3 48-53

リール:テクニウム8000DH(左巻き)

道糸:Tzアプロード6号

ハリス:Lハード8号 1.5ヒロ

ハリ:カットグレ10号 

ウキ:Altima 昼夜どんぐり1号  ウキ下:竿1本

 

・昼釣り

 竿:IG Hi Speed α zoom iso XL T2 48-53

リール:テクニウム5000H(左巻き)

道糸:スーパーサスペンドBY 3.5

ハリス:Lハード4.03.0号 2〜2.5ヒロ

ハリ:競技グレ 6〜7号

ウキ:プロ山元遠投 B、3B、5B

ウキ下:3〜4ヒロ

 

底物

竿:FF名礁石鯛500M

リール:タナトル3000T

道糸:18号

オモリ:真空オモリ20〜25号

ハリス:ワイヤー38番+ケプラー20号吸込7cm

ハリ:がま石14〜13号

 

 

 

 

 

 

 

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