1998年2月13〜15日 男女群島釣行記

 

 今回も天気が悪い男女釣行です。ブラックフィンに乗り、23時頃男女着。外は雨に稲光が・・・先が思いやられます。東からのうねりなので男島の西岸から釣り人を上礁させていきます。そして私は最後の方にハナグリ島のイナマスのトンネル横に上がります。

 

早速、竿を伸ばしていると、ゴロゴロガッチャンと大きなカミナリが・・・持参した竿は全てカーボンロッドなのでこれは危ないと思い、すぐに竿から離れます。そしてカミナリが遠ざかるのを待ちますが、遠ざかるどころかさらに近付いてきた上に雨も豪雨となってきました。

 本来ならば、竿からできるだけ距離をとりたいのですが、ここは奥行きが5mくらいしかなく後ろも切り立っているため逃げ場がありません。その切り立った崖に沿って雨水が滝のように振り注いできます。

 こなると落雷も怖いが落石も怖いです。岩よ崩れないで〜カミナリよ落ちないで〜となすすべもなく祈っていると1時間程でカミナリ、雨共小康状態となってきました。

 

 やっと竿を出します。先ず、トンネル側(右側)を攻めると40オーバーの口太が2匹ヒット。しかし、狙いはオナガなので今度は左側を攻めると45クラスのオナガがヒット!そして、その次はウキが一気に消え去るアタリがありましたが、見事カラ振り。なんで〜?

 そのうち風が東から北西風に変わり、波が出始めました。急いで道具を整理し、船が来るのを待ちます。やがて迎えに来たフィンに乗船し、東磯に向かいます。そして、中ノ島の渡辺の三角に上がりました。

 

 早速磯際を狙い、竿を出しますが、ハタンポ、マツカサ、イスズミ等のエサ取りが多いです。結局夜明けまで本命のアタリはなしでした。

 

 2号竿に3号ハリスの昼用仕掛けに変えて遠投で狙ってみます。まだ薄暗いのでウキが見難いなあと思っていると強烈なアタリがあります。しかし、アワセを入れた時にはすでに相手に猛烈な加速がついており、どうにもこうにも止めることができません。なすすべもなくハリスを飛ばされてしまいました。

 

 その後、中型の口太を2匹釣りますが、アタリが遠いので10時の見回りで目と鼻の先にある渡辺のカベに瀬替わりします。

 

 朝食を取ったりしてしばらくポイントを休めた後、やおらマキエを打って、足元から出ている小さな払い出しの先端を狙ってみます。仕掛けが張ってマキエと一致しているイメージで釣ってみると1投目から口太がヒット!そして2投目もアタリ。こりゃ入れ食いだ〜と思ってついオーバーアクションで取り込むと・・・3投目以降は今の2投は何?というくらい見事にシーン。

やはりこんなワンドの釣りは静か〜に釣るのが基本ですね?猛烈に反省です。

 

 何にも釣れないので、しばらくポイントを休め、今度は試しにワンドの奥を攻めてみます。すると、ジワーっとウキがシモリ出し、50cmほど入ったところでアワセを入れるとばっちりヒット!結構重量感があります。ハエ根を交わして取り込んだのは45オーバーの口太です。

そして同じパターンで47cmがヒット。こんな全く流れのないワンドの奥で良型の口太が連発するなんて、さすが男女だなーと思っていると昼の見回りのフィンがやってきました。

 

 船に魚を上げるとポーターさんは釣れたねーと言ってくれますが、この瀬着けの騒ぎでその後はまたシーン・・・。

 

 根気良くマキエを続けるとやっと魚が寄ってきたのか、強烈なアタリがあります。しかし、大型の三の字でがっくり。そんなことが数回あり、へとへとになり、このポイント(ワンド奥)を見切ります。

 

風が弱まってきたので、正面を遠投で攻めてみます。マキエを打って仕掛けを合わせると右に緩やかに流れいい感じです。するとやはり連発で口太がヒット!よし、パターンを掴んだぜと思っていると早くもフィンがやってきて、風が北西から北東に変わるので瀬替わりするよ〜とのことです。

 

 次に上がったのは女島の地の平瀬2番です。いい潮が先端から出ており、竿を出すと早速良型の口太がヒット。その後は夕方の渡船ラッシュとなりサッサと諦めて夕食を摂ります。

 

 一息ついて、夜釣り仕掛けに変え磯際を攻めます。しかし、強い風に加え冷たい雨まで降り出しました。

 昨晩から一睡もしていないのにこの条件は辛過ぎます。幾らも釣らないうちに釣りを続ける気力もなくなりギブアップします。そして、寝袋に潜りこんで寝ようとしますが、冷たい雨に打たれ寒くて寝る事ができません。そこで、持参したブルーシートの穴と穴を8号ハリスで結んで円筒状にし、その中に寝袋を突っ込み、さらに体中に使い捨てカイロを貼ると、ようやく体温が戻り寝る事ができました(^^;)

 しかし、こう書くと簡単にできているように思えますが、真っ暗闇の強風雨下、キャップライトだけを頼りにかじかんだ手で行うのはなかなか難しいものです。ふぅ〜。

 

 次の日の朝、風はさらに強くなり、水温も下がったのか?魚を追加することなく納竿となりました。

 

今回は、イナマストンネル横の生きた心地がしなかった経験と、なんでパターンを掴んだと思ったとたんに船が来るのだろう(笑)と思ったことと、男女釣行にはブルーシートは必携だなというのを再確認したというのがあって、魚はあまり釣れませんでしたが、妙に印象に残る釣行になりました。

 

女島 地の平瀬付近です。

今回の全釣果です。

タックルと仕掛け

  ・夜釣り

 竿:IG Hi speed α zoom iso special T3 48-53

リール:テクニウム8000DH(左巻き)

道糸:Tzアプロード6号

ハリス:Lハード8号 1.5ヒロ

ハリ:カットグレ10号 

ウキ:Altima 昼夜どんぐり1号  ウキ下:竿1〜1.5本

 

・昼釣り

 竿:IG Hi Speed α zoom iso XL T2 48-53

リール:テクニウム5000H(左巻き)

道糸:スーパーサスペンドBY 2.5

ハリス:Lハード3.02.5号 2〜2.5ヒロ

ハリ:競技グレ 5〜6号

ウキ:プロ山元R B、3B

ウキ下:3〜4ヒロ

 

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