1998年10月10日 宗像沖ノ島釣行記   

 

10月9日夜、早くもクロがあたりだした宗像沖ノ島に釣行しました。今回は、連休初日であり天気も良いので人気の小屋島周辺は混雑すると思い、本島でクロ(メジナ)をメインに狙う事にします。19時30分津屋崎港に着くと常連の方々が続々とやってきました。その方達と最近の釣果等の情報交換をし、さらに憲ちゃん(船長の息子さん)に今日の釣果を聞くと、クロやマダイの釣果がかなりあり、マグロのバラシもあったようで期待に胸が膨みます。

 

20時30分津屋崎港を出港し、22時沖ノ島に到着しました。東からのうねりが少しあります。小屋島には既に何組かの釣り人が上礁しており、船長は空いた瀬に次々に釣り人を降ろしていきます。小屋島周辺の希望者の上礁が終わると本島に向かいました。私は、昨年好釣したイガイガに上礁したいなと思っていましたが、生憎うねりが釣り座を洗っており上礁を断念しました。船長は本島北側に船を回します。すると、幸運にもA級ポイントのノリ瀬が空いていました。そこで、合計5人で上礁しました。この瀬は、両潮狙え、さらに上物、底物共GoodなオールマイティなA級ポイントです。

 

今日は下り中潮2日目なのでそろそろ下げ潮が動き出す頃か、などと考えながら、底カゴ仕掛けをセットし、竿2本半のウキ下で第1投。すると少し右に流されながら仕掛けがなじんでいきます。既に下げが入ってきているようです。仕掛けがなじんだところで、糸ふけをとり竿をしゃくってカゴからエサを出します。糸ふけをさらにとり、道糸が張った時点で流れに合わせて今度は少しずつ道糸をリリースします。すると仕掛けが1mも流れないうちに早くも当たりがありました。合わせると竿をごとごとさせるので最初はイズスミかと思いましたが、上がってきた魚を見てびっくり、なんと40cmオーバーのマダイでした。さらに3投目も当たりで2匹目のマダイがあがりました。その後も当たりが続き、ヒラゴ、イサキ、そしてカツオまで釣れてきました。一体どうなってるんだろうと思いながら、午前3時頃までに得た釣果は、マダイ4匹、カツオ2.72.2kg2本、ヒラゴ1本、イサキ1匹となりました。その他に8号ハリスを2本共ぶち切っていくあたりもあり、改めてこの釣り場の実力を思い知らされました。

 

その後は昼間の仕事の疲れもありついうとうとしてしまいました。やがて夜明けを迎え、わたし一人だけ、フカセでクロをねらうことにします。カベ方向は、足元から15m沖まではサラシができクロ狙いには絶好の条件と思えました。この時期、水温はまだ高いので、おそらくクロのタナは浅いだろうと予測し、プロ山元レギュラー ゼロのウキを全遊動とし、ハリとサルカンの重みだけで浅ダナをゆっくり沈めていくことにします。

 

足元にボイルのオキアミを撒き、竿3本先に仕掛けを投入しました。そして、仕掛けを軽くしているので強く張りすぎないように気をつけます。最初はイズスミが連続でヒットしてきました。そこでもう少し遠投してみます。すると、今度は、狙いのオナガがヒット。足元まで寄せて、魚体を確認すると、800g級でこれなら十分ぶりあがると思い、ぶりあげようとすると、3号ハリスがプツンと切れてしまいました。恐らく飲み込まれていたのだと思います。次からは必ずタモで掬うようにします。その後もコンスタントにヒットし、納竿までに36〜40cmまでのオナガを10匹と良型のイサキを9匹仕留めることができました。

 

結局、今回釣果は良かったのですが、バラシが7回もあり、反省すべき点も多々ありました。13時に納竿し、各瀬の釣り人を回収します。すると、やはり天狗のタカリでマグロが1本出ていました。それも、15kg級の大物でした。その他にも、2kg近い口太や、良型のマダイ等もあがっており、全体的には、絶好調と言っていい宗像沖ノ島の磯でした。

 

今回の全釣果です。

よく釣れましたが、バラシも多く、反省点も多い

釣行でした。。。

 

 

ウキ

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