1998年1月23〜25日男女群島釣行記
今回は天気予報が極めて悪くちょっと心配です。出航前、前田船長と話をすると、「今回は5(波5m)はいくよ!」とのことで、私は緊張気味です。
さて、ブラックエンペラーに乗船し、カイザーと2隻並んで田平港を出航します。五島の島影を過ぎると、揺れが大きくなるかなと思いましたが、スローで走っているため大した揺れもなく4時間程で男女群島に到着しました。
先ず、真浦付近から釣り人を上礁させて行きます。私はシケシラズ水道に上がりました。
状況としては回り込みの風がかなり強いです。
早速タックルと仕掛けを準備し、船着きの磯際を竿1本程のウキ下で攻めます。しかし、期待に反して本命のアタリはありません。少し休息して再び竿を出すとようやくオナガのアタリがありますが、42〜3cmの小型でした。しばらくして、さらに同型をもう1匹追加します。
その後は、風の強さが半端じゃなくなり、危険と判断し、岩陰で休息しながら夜が明けるのを待ちます。
夜明けを迎え、昼用のタックルと仕掛けに変え水道側を狙ってみます。早速ヒラマサがヒットしてきましが、超強風で仕掛けとマキエの同調どころではありません。因みに水道側から水族館方向を見ると、そこは修羅場と化しています(^^;)。
さて、その後はイスズミばかりがハリ掛かりしてくるようになりました。ここは連日のように釣り人が上がりマキエの入り過ぎなのでしょう。やっとのことで口太を1匹釣りますが、この釣り場に見切りを付け9時の見回りで瀬替わりします。
次に上げてもらったのは真浦立神の北東側に位置する無名瀬です。しかし、ここも風が強いです。風が弱まった僅かな隙にマキエを打ち、仕掛けを投入します。すると、1投目から良型の口太がヒットしてきました。その後もコンスタントにヒットし、2ケタの口太を追加して、昼過ぎに再び瀬替わりします。
上げ潮に変わってくる時間なので、空いていれば大敷網あたりにでもと考えていたのですが、いざその付近に着いてみると、強風でとても釣りになりそうにありません。結局やや風が凌げる長崎鼻の奥に上がりました。
しかし、ここは魚が釣れません。そのうちに気象条件は益々厳しくなり、ついに雪がちらつき出しました。寒さに耐えながら釣りを続けます。しかし、結局40くらいのカンパチを1匹釣ったのみで夕方の見回り時間となりました。
夜釣りを!と考えていたのですが、「寒くて釣りにならんよ!船で寝らんね?」の社長の一言で、船で寝ることにします。
船内に入り女島灯台の気象情報を聞くと、北西の風13m波6mと告げており、いかに今日の条件が厳しいか分ります。しかし、暖かいご飯を食べてベッドに入り毛布にくるまるとまさにここ(船中泊)は天国です。
最終日、風はかなり収まり午前6時頃二重鼻(先端から約30m奥寄り)に上礁します。昨日の条件があまりに厳しく釣りになってない人もいるので、納竿を12時(通常は10時)に変更するとのことで少し余裕が持てます。
夜明けに47〜49のオナガを2匹釣り、昼用のタックルと仕掛けに替えます。
その後は、大型オナガと思われるバラシもありましたが、コンスタントにオナガと口太を追加します。
そんな時、ふと二重奥の前に停泊しているカイザーの方を見ると前田船長が竿を出しているじゃありませんか!シケが治まったので少し余裕ができたのでしょうか?
やがて納竿時間が近付き、片付けをしていると、カイザーが近付いてきます。何事?と思っていると、「釣れたー?」と一言。拍子抜けしながらも、「ここで12匹釣れた」と言うと小さく頷いてお客さんの回収に向かっていきました(笑)。
最後に今回初めて二重鼻で竿を出しましたが、日が昇った後もオナガと口太がほぼ半々の割合で当たって来た(ベストシーズンということもあると思いますが)ので、面白いポイントだなーという印象を持ちました。
立神周辺(なかなかいいシケです(^^;)) |
今回の釣果です |
タックルと仕掛け
・夜釣り
竿:IG Hi speed α zoom iso special T3 48-53
リール:テクニウム8000DH(左巻き)
道糸:Tzアプロード6号
ハリス:Lハード8号 1.5ヒロ
ハリ:カットグレ10号
ウキ:Altima 昼夜どんぐり1号 ウキ下:竿1本
・昼釣り
竿:IG Hi Speed α zoom iso XL T2 48-53
リール:テクニウム5000H(左巻き)
道糸:スーパーサスペンドBY 2.5号
ハリス:Lハード3.0〜2.5号 2〜2.5ヒロ
ハリ:競技グレ 5〜6号
ウキ:プロ山元遠投 ゼロ、B、3B
ウキ下:3〜4ヒロ